バレーボール女子日本代表が22日、都内で会見を行い、初の外国人監督を務めるフェルハト・アクバシュ氏と、石川真佑新主将(ノバラ)ら登録メンバーが出席した。スローガンは「強い根っこを持ったチームを構築する」との意味を込めた「STRONG RO…

 バレーボール女子日本代表が22日、都内で会見を行い、初の外国人監督を務めるフェルハト・アクバシュ氏と、石川真佑新主将(ノバラ)ら登録メンバーが出席した。スローガンは「強い根っこを持ったチームを構築する」との意味を込めた「STRONG ROOTS(ストロングルーツ)」と発表。28年ロサンゼルス五輪でメダルを奪還するために、若手育成と発掘に力を入れた土台作りの年にする。

 今季はネーションズリーグ(VNL)に加え、世界選手権(8~9月、バンコクなど)が開催される。スローガンの「強い根っこ」とは、どの選手が出ても力を発揮できるチームの層の厚さを指しており、6月4日から第1週が始まるVNLでは、週ごとに選手を入れ替えて個々の力を評価していく方針。アクバシュ監督は「ポテンシャルや、能力を見極めていきたい」と説明した。

 昨夏のパリ五輪は、1次リーグ敗退と悔しい結果に終わった。エースを務めた古賀紗理那さんも引退し、銅メダルだった12年ロンドン以来のメダル奪還に向けてチームの成長は不可欠だ。指揮官は「道のりは非常に難しいが、挑戦して花を咲かせたい」と語り、最後は日本語で「頑張ります」と決意。石川も「ロス五輪に向けて最初のシーズン。強いチームを作っていくことは大事。良い方向に向かっていけるように頑張っていきたい」と共鳴した。