◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 事前(21日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)2024年のプロテストに合格したルーキーの神谷桃歌(中京大2年)が、レギュラーツアーのプロ初戦を地元大会で迎える。昨…

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 事前(21日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)
2024年のプロテストに合格したルーキーの神谷桃歌(中京大2年)が、レギュラーツアーのプロ初戦を地元大会で迎える。昨年8月の「日本女子学生ゴルフ選手権」を制して大学ナンバーワンの称号を得た19歳は、「推薦していただいた試合ですし、地元なのでしっかり成績を出して盛り上げられるように頑張りたい」と力を込めた。
自宅から車で約45分の距離にある当地でのトーナメントは、幼少のころから観戦に訪れていただけに思い入れは深い。「茂木宏美さんにジュニアのレッスンをしていだいた」ことも記憶に残る。本大会には、当時高校3年生だった2023年に続く2回目の出場。初挑戦は予選落ちに終わったが、多くのホールが持ち球のドローボールで攻められる「好きなコース」だという。
出場優先順位を争う昨年末の予選会(QT)は132位に終わり、今季は下部ステップアップツアーでシーズンイン。出場4試合はすべて予選を通過し、第2戦「ヤンマーハナサカレディース」では今季ベストの10位に入った。それでも、自身の評価は「あまり納得のいっていない試合が多い」と厳しいもの。とくにショートゲームに課題を感じており、「試行錯誤」のシーズン序盤を過ごしている。
一方で、自身のレギュラープロ初戦を前に同期たちは早くもツアーで存在感を示している。中村心は4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でプレーオフまで進み2位タイ。同じ愛知県出身の入谷響は同大会を4位で終えたほか、下部ツアーでは水木春花と青木香奈子が早くもプロ初優勝を挙げた。
「心ちゃんとかは優勝もしかけて、本当にすごいな、という尊敬みたいな部分もあるけれど、負けたくないという気持ちもある」。仲間でもあり、ライバルでもある同期たちの活躍は、自らを奮い立たせてくれる大きな刺激だ。
そんな同期たちと、ようやく同じフィールドで戦える今週。「ドライバーの飛距離も伸びているし、メンタル的な部分なども全部が成長できている」と話すコースの景色は、2年前とは大きく異なる。地元から駆けつける大学の先輩や友人たちの応援も追い風に、しっかりと成長の跡を示したい。(愛知県豊田市/塚田達也)