「大相撲夏場所・11日目」(21日、両国国技館) 平幕宇良が伝え反りで小結高安を破り、3勝8敗とした。敗れた高安は2勝9敗。 立ち合いから何発も高安の突っ張りを浴びた宇良は、めげずに下へ下へと前に出続けた。最後は相手の腕を抱えながら体を反…
「大相撲夏場所・11日目」(21日、両国国技館)
平幕宇良が伝え反りで小結高安を破り、3勝8敗とした。敗れた高安は2勝9敗。
立ち合いから何発も高安の突っ張りを浴びた宇良は、めげずに下へ下へと前に出続けた。最後は相手の腕を抱えながら体を反るようにしてバッタリを倒し、アクロバティックな決着に館内が沸きに沸いた。
テレビ中継では当初「居反り」と伝えたが、場内の決まり手はなかなか発表されず。その後「ただいまの決まり手は伝え反りで…」とアナウンスされると、再び場内が沸いた。宇良は突っ張りがあごに入ったのか、土俵下であごから首にかけて気にするようなそぶりを見せた。
取り組み後、宇良は伝え反りが頭にあったか問われ「何もわからない」と回答。無我夢中だったのかと聞かれても「わからない」と答えるだけだった。土俵下で気にしていたあごについては「大丈夫」としたが、館内の大歓声についても再び「わからない」と話した。
宇良の「伝え反り」は今年1月初場所4日目に、この日と同じ高安に勝って以来。22年秋場所、24年初場所でも決めている。