◇メジャー第3戦◇全米オープン日本地区最終予選会(19日)◇タラオCC西コース(滋賀)◇7336yd(パー72)◇出場41人LIVゴルフを主戦場とする香妻陣一朗が2022年大会以来、2度目の「全米オープン」(6月12日~/ペンシルベニア州…

腰痛に負けず37ホールを戦い抜いた

◇メジャー第3戦◇全米オープン日本地区最終予選会(19日)◇タラオCC西コース(滋賀)◇7336yd(パー72)◇出場41人

LIVゴルフを主戦場とする香妻陣一朗が2022年大会以来、2度目の「全米オープン」(6月12日~/ペンシルベニア州オークモントCC)出場を決めた。「めちゃくちゃうれしい」と話した。

1日2ラウンドの長丁場を通算9アンダーでホールアウト。自身を含む4人が並んだプレーオフ1ホール目(1番)では8Iで右横6mつけてバーディを奪った。残されていた最後の3枠目の切符をもぎ取った。

前回22年大会はテキサス州での予選会(13枠)を突破した。「今回は3人。ミスできないと思っていた。ちょっと難しかった」と振り返った。

慢性的に抱える腰痛にはこの日も苦しめられた。「日によって状態はバラバラ。きょうもけっこうしんどかった。痛いながらもできるスイングを見つけてやれることをやりたい」。ティショット後に厳しい表情を何度も見せていた。

タイトル連覇がかかるブライソン・デシャンボーを含めてLIVを主戦場とする多くの仲間とともにプレーする。「気持ち的にも普段いっしょにやっている選手がいる。前回よりはやりやすい」。LIV唯一の日本勢としてのプライドもある。予選落ちに終わった22年から成長した部分を見せるつもりだ。

6月6日開幕の「LIVゴルフ・バージニア」(バージニア州ロバート・トレント・ジョーンズGC)を経て、全米オープンに乗り込む日程になった。「自信もそうですし、技術もうまくなっている。トップ10に入りたい」と気合を入れた。(滋賀県甲賀市/玉木充)