◇メジャー第3戦◇全米オープン日本地区最終予選会(19日)◇タラオCC西コース(滋賀)◇7336yd(パー72)◇出場41人杉浦悠太が初メジャーとなる「全米オープン」(6月12日~/ペンシルベニア州オークモントCC)の出場権をつかんだ。1…

◇メジャー第3戦◇全米オープン日本地区最終予選会(19日)◇タラオCC西コース(滋賀)◇7336yd(パー72)◇出場41人
杉浦悠太が初メジャーとなる「全米オープン」(6月12日~/ペンシルベニア州オークモントCC)の出場権をつかんだ。1日36ホールの長丁場を戦い抜き、「海外メジャーは出てみたかったし、本当にうれしい」と話した。

自身を含む4人が通算9アンダーで並んでいた2ラウンド目の最終18番は2打目が奥ラフに転がった。それでも15ydから58度のウェッジでチップインバーディを奪った。「めちゃくちゃ強く打ってしまった。(ピンを外れれば)グリーンを出るか、1ピン以上はオーバーしていた」。起死回生の一打で通算10アンダーとして通過を決めた。
前日まで国内ツアー「関西オープン」(13位)をプレーしていた。「体力的には大変だったが、自分のゴルフが日に日に試合を重ねるごとに良くなっていった。きょうの1日でも尻上がりに良くなった。自分のゴルフが良くなっている感じがうれしい」。疲れも残る中、笑顔で振り返った。

ナショナルチームの先輩でもある中島啓太や金谷拓実は海外ツアーを主戦場とする。「追いかけるような立場。最終的にPGA(米ツアー)に行けば同じ立場になるし、そこを目指したい」。初めての大舞台でも海外参戦の足がかりとするつもりだ。
「全米オープンはセッティングが難しい印象だが、予選は通過したい。せっかくのチャンスを生かしたい。失うものは全くない。力試しというか、上位で戦えるように頑張りたい」と気合を入れた。今週の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」(岐阜・三甲ゴルフ倶楽部 谷汲C)連覇に向けても弾みがついた。(滋賀県甲賀市/玉木充)