◇国内男子◇関西オープン 最終日(18日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇曇り(観衆1438人)首位から出た金子駆大(こうた)が終盤16番(パー5)でイーグル、17番(パー3)でバーディを奪うなど「67」で回り、通算…

金子駆大が念願のツアー初優勝を飾った

◇国内男子◇関西オープン 最終日(18日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇曇り(観衆1438人)

首位から出た金子駆大(こうた)が終盤16番(パー5)でイーグル、17番(パー3)でバーディを奪うなど「67」で回り、通算15アンダーで涙のツアー初優勝を飾った。ティショットがフェアウェイバンカーのふち近くに止まった最終18番も3打目のウェッジショットを上からスピンバックで戻すナイスパーセーブで締めくくった。

2020年のプロテストに一発合格してツアープレーヤーになった22歳は、昨年6月「ジャパンプレーヤーズ選手権」で石川遼と競り合って2位、9月「ANAオープン」でも岩崎亜久竜に2打届かずに2位で終えていた。

優勝インタビューでは「本当に信じられない気持ちでうれしいです。最後は立っていられないぐらい緊張していたんですけど、入ってくれて良かったです。18番に関してはプレーオフに持ち込めればいいなと思ったけど、3打目がうまく打てて、パーで切り抜けられた」と勝負どころを振り返った。念願のタイトル獲得に喜びをにじませつつ、「この1勝は思い出にもなるけど、まだ1勝目。これから2勝目、3勝目と優勝ができるように頑張りたい。優勝を積み重ねて、賞金ランキング上位で終えられたら」と高い目標を掲げた。

浅地洋佑、金子と並ぶ首位スタートのリュー・ヒョヌ(韓国)が通算14アンダー2位。浅地は8位から6バーディ、1ボギーの「65」でチャージをかけたが、2週前の「中日クラウンズ」から2試合連続優勝はならなかった。

12アンダー4位に河本力。11アンダー5位で開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制した生源寺龍憲、プロ2年目の岡田晃平小斉平優和が並んだ。

7年ぶりの優勝がかかっていた小平智は1バーディ、3ボギーの「72」と落とし、通算8アンダー13位で終えた。

<最終成績>
優勝/-15/金子駆大
2T/-14/浅地洋佑リュー・ヒョヌ
4/-12/河本力
5T/-11/小斉平優和岡田晃平生源寺龍憲
8T/-10/大槻智春佐藤大平
10T/-9/石坂友宏大岩龍一木下稜介

18番ティショットはバンカーに捕まる大ピンチ。ボールはアゴに近く、グリーンを狙うかのかそれとも刻むのか悩みどころ。 初優勝、おめでとう! 仲間たちからの祝福にも涙が止まらない。 みんなで記念写真。 18番、パーパットを沈めてガッツポーズ。 おい、そろそろどいてくれ…。 9番、チップインバーディ! 初優勝を期待していたのですが…。