「大相撲夏場所・7日目」(17日、両国国技館) 東幕下28枚目の五島(藤島)が元十両の天照鵬(伊勢ケ浜)を押し出し、無傷4連勝で勝ち越しを決めた。天照鵬は3勝1敗。 ともに22歳の同学年。愛知出身で簑島高を卒業し拓大を経て今年春場所で幕下…

 「大相撲夏場所・7日目」(17日、両国国技館)

 東幕下28枚目の五島(藤島)が元十両の天照鵬(伊勢ケ浜)を押し出し、無傷4連勝で勝ち越しを決めた。天照鵬は3勝1敗。

 ともに22歳の同学年。愛知出身で簑島高を卒業し拓大を経て今年春場所で幕下最下位格付け出しでデビューした五島は、三重県出身で鳥取城北に進んだ天照鵬とは、小学校時代から幾度も対戦。高2の国体では同点の大将戦で敗れるなど「中学で1回たまたま勝った。天と地の差がある」存在だったという。

 この日は正面から圧力をかけ、相手の引きに乗じて押し出す完勝劇。「押されても下から両ハズで取れたのが良かった。同級生で緊張したが、逆に良かったのかも」と声を弾ませた。

 場所中でも相撲のない日は申し合い、ぶつかりを行う。勝ち越しを決め「肩の荷が下りたので」と、のびのびと勝ち星を積み重ねていくつもりだ。