◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(15日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)中島啓太はアウトスタートの最終組、金谷拓実はそのひとつ前の組だった。ともにホールアウトしたのは午後8時過ぎ。周囲が…

金谷拓実は後半にスコアを落とした

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(15日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)

中島啓太はアウトスタートの最終組、金谷拓実はそのひとつ前の組だった。ともにホールアウトしたのは午後8時過ぎ。周囲が徐々に暗くなったコースで終盤に巻き返せなかった。

4回目の「全米プロ」出場となった金谷は3番のボギー先行の直後、チップインに成功した4番(パー3)から2連続バーディを奪った。342ydと短いパー4、フェアウェイ右サイドから3パットボギーをたたいた8番が痛い。続く9番は第2打をグリーン右に曲げ、ウェッジで上げたアプローチがピンを7mオーバーして連続ボギー。後半もスコアを落として「75」、4オーバー112位と出遅れ、プレー後の短い時間を居残り練習に充てた。

中島啓太も決勝ラウンド進出へ巻き返しを誓う

欧州ツアーから参戦の中島に最初のバーディが来たのは後半10番(パー5)。第2打を左に曲げた後、7mのパットを流し込んだところを「ラッキーだった」と振り返る。短いパー4である8番、後半14番では積極策をとり、1Wショットを握った。いずれも狙いよりも右に流れてバーディを奪えなかったものの「ポジティブにドライバーを持てたので、そこに後悔はないです」と納得している。

「左からの風でも良いショットが打てた」という半面、「ショートゲームでたくさんボギーを打った」のが反省点。「76」で5オーバーは125位と挽回が求められる。本大会の予選カットラインは36ホール終了時点の上位70位タイまで。「あした、おそらく4アンダーで回れば予選を通れると思う」と闘志は消えていない。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)