実業家・前澤友作氏が自らの発案で3週前に初開催した国内男子ツアー「前澤杯 MAEZAWA CUP」について、初年度は約4億5000万円の赤字だったことを明かした。14日にX(旧Twitter)でトーナメントの収支報告として「初年度は4.5…

前澤友作氏が新規大会の収支を明らかにした

実業家・前澤友作氏が自らの発案で3週前に初開催した国内男子ツアー「前澤杯 MAEZAWA CUP」について、初年度は約4億5000万円の赤字だったことを明かした。

14日にX(旧Twitter)でトーナメントの収支報告として「初年度は4.5億円の赤字でした。もちろん僕が個人で負担します」とつづった。

同大会は開幕前週の月曜日から10日間にわたってプロアマ戦を行い、そこでプロと回るチケットを100万円(1組最大3人)で一般販売した。一緒に回りたいプロを指名する場合はオークション形式で落札できるシステムで、即決価格の500万円で石川遼を指名するアマチュアも登場して話題を呼んだ。

前澤氏所有のプライベートコースMZ GOLF CLUBで行われた大会は全組にラウンドガールが帯同し、コース内にスーパーカーを展示するなど独自色を強めたものだった。一方で最大4億円を想定していたプロアマチケットの売り上げが3億3000万円にとどまり、最高4億円を見込んだ賞金総額は2億円で開催。前澤氏は大会後の総括で4日間トータルのギャラリー数が3641人だった集客面の課題にも言及していた。

今回の投稿でも「翌年度は、プロアマ売上の拡大、観客動員数とチケット・物販売上の拡大、コストカットなどで、なんとかトントンにして持続可能な大会にしていきたいと思います。来年も頑張ります」と継続的な開催に意欲を見せた。

さまざまな話題を提供する異色の大会を取り上げたのはスポーツメディアに限らず、「広告価値に換算して25億円程度のメディア露出がありました」と成果も強調。「聞くところによると、男子も女子も国内のゴルフトーナメントで黒字化している大会はなさそうとのことで、初の黒字化大会を目指してさらなる挑戦をしていきたいと思います!」と続けた。