リチャードは移籍即、豪快なアーチを放った(C)産経新聞社 電撃トレードでソフトバンクから巨人に移籍した砂川リチャードが圧巻の移籍1号を放った。  前日12日に秋広優人、大江竜聖との2対1の交換トレードで巨人に移籍したリチャードは、13日の試…

リチャードは移籍即、豪快なアーチを放った(C)産経新聞社

 電撃トレードでソフトバンクから巨人に移籍した砂川リチャードが圧巻の移籍1号を放った。
 
 前日12日に秋広優人、大江竜聖との2対1の交換トレードで巨人に移籍したリチャードは、13日の試合にいきなり「7番・三塁」でスタメン出場。5回の第2打席で豪快なアーチをかけた。

【動画】この豪快な打撃が見られるか、リチャードが巨人とのオープン戦でアーチをかけたシーン【出典:パーソル パ・リーグTV】

 2回の第一打席は空振り三振。迎えた3点を追う第2打席、相手先発、森翔平の143キロ直球を捉えると、左中間スタンドに運んだ。

 滞空時間の長いアーチ、まさに「当たれば飛ぶ」を実践するような豪快な打撃を見せた。

 189センチ、118キロと恵まれた体格からなる、右の大砲の圧巻のパワーには出迎えた阿部慎之助監督も破顔一笑、巨人ナイン、昨年までソフトバンクでチームメートだった甲斐拓也からは思わず苦笑が漏れるほどだった。

 移籍後、即、結果を出したリチャードは熱い声援を送ってくれた巨人ファンにベンチから右手を上げて、感謝を示した。

 リチャードにとってもこれが1軍では3年ぶりのアーチとなった。 

 主砲の岡本和真が長期離脱のピンチに光をもたらしたとあって、ファンもX上で「リチャードさん、最高です!」「軽く振って、これか」「やっぱり、えぐい」「もう、ホームラン打っている!」「期待しています!」と続々、反応が上がっている。

 リチャードは6回の第3打席もヒットを放っており、新たに加わった背番号52の快進撃が今後も期待されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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