◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 3日目(10日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)本大会の決勝ラウンドでは、全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)のジュニアゴルファーが各組に1人入る。米国のト…

◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 3日目(10日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)
本大会の決勝ラウンドでは、全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)のジュニアゴルファーが各組に1人入る。米国のトップジュニアが威勢よくクラブを振る姿に、勝みなみは「パッションがすごかった」と驚いた。ミスショットが出れば悔しさを隠さない。時にはキャディと強めに話し込む…。「ガッツがあるなあ」と感心しつつ、「(私は)うまく消化していますよ、だいぶ」。ちょっとうまく行かなくても、前のめりになっても、それをパワーに変えるのがプロなのだ。

バーディでスタートした第3ラウンドは、「トータルでは、悔しいゴルフ」と3バーディ、4ボギー「73」。前半は強風の中「35」と粘って1つ伸ばし、後半も14番(パー3)までパーで耐えたが、最後の4ホールが心残り。ボギーを叩いた15番は、アゲンストの風の中で2段グリーンの奥にカップが切られた、この日の難易度1位のホール。ファーストカットからの第2打が手前に乗ったが、「弱かった」とバーディパットが大きくショートして3パットを叩いた。
16番はティショットをグリーン左バンカーに入れ、2打目を池に入れて連続ボギー。「狙った結果でしょうがないけど、もっと考えてゴルフができた」と悔やんだが、「17、18番で取り返そう」と切り替え笑顔で次のホールへ向かった。

残る2ホールもショットが振るわずパーで終了。22位に後退した3日目に悔しさは残ったが、スコアチェックを終えたころにはすっかり気持ちは切り替えた。「完璧なゴルフをしたいですけど、求めすぎて自分を苦しめるよりは切り替えて。次の自分がバーディを獲れたらいいので、きょうはしかたない」と話す。
「段々良くなっている感じはあるので、本当に楽しみ」と、あすに持ち越すのはポジティブな気持ちだけでいい。首位と11打差を追いかける最終日も、そんな背中をアマチュアに見せたい。(ニュージャージー州ジャージーシティ/谷口愛純)