<米女子ゴルフツアー:みずほアメリカズ・オープン>◇第3日◇10日◇米ニュージャージー州リバティーナショナルGC(6690ヤード、パー72)◇賞金総額300万ドル(約4億3500万円)優勝45万ドル(約6530万円)ツアー今季2勝目、通算3…

<米女子ゴルフツアー:みずほアメリカズ・オープン>◇第3日◇10日◇米ニュージャージー州リバティーナショナルGC(6690ヤード、パー72)◇賞金総額300万ドル(約4億3500万円)優勝45万ドル(約6530万円)

ツアー今季2勝目、通算3勝目を狙う新人の竹田麗央(22=ヤマエグループHD)が、最終18番パー4でのショットインイーグルで優勝争いに生き残った。

1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーの208で19位から7位に浮上。

通算14アンダーで首位のジーノ・ティティクル(タイ)とは6打差。

18番を迎えた時点で、竹田は通算6アンダー。首位争いの選手はまだラウンド中だったが、仮にパーで終われば8打差。最終日での逆転優勝は絶望的だったかもしれない。6打差で臨めるのは、気持ちの上でも大きい。

「今日はスタートホールから風がすごく強くて、結構難しかったが、その中でもうまく耐えられて、最後はセカンドショットが入ったので、すごくうれしかった」

こう振り返るスーパーショットは、残り124ヤードの第2打。上空高く打ち上げ、1バウンドするとそのまま転がってカップイン。

思わず右手を挙げ、同組の原英莉花からもハイタッチの祝福を受けた。

「段を越えるように意識して打った。こっちから(カップインは)見えなかったので、でも、歓声で入ったのかなと思ってすごくうれしかった」

今季初優勝した3月のブルーベイLPGAを含め、10位以内は4試合という高いレベルで好調を持続させる竹田は、この日の強風も「結構吹いていたので、自分の思ったよりもクラブを上げたり、キャディさんと相談しながらうまく対応できた」とほほえむ。

「明日はどういう天候か分からないが、スタートホールから落ち着いてプレーできたらいい」

最後のイーグル奪取で、最高の気分で最終日に臨める。