「明治安田J1、FC東京1-0神戸」(10日、味の素スタジアム) 神戸は試合終了間際にPKで勝ち越しを許し、約1年ぶりの連敗を喫した。試合後の会見で吉田孝行監督(48)は、「別に批判するわけじゃないんですけど」と話しつつ、審判の判定の基準…

 「明治安田J1、FC東京1-0神戸」(10日、味の素スタジアム)

 神戸は試合終了間際にPKで勝ち越しを許し、約1年ぶりの連敗を喫した。試合後の会見で吉田孝行監督(48)は、「別に批判するわけじゃないんですけど」と話しつつ、審判の判定の基準に疑問を呈した。

 吉田監督は前半30分ごろの一幕について言及。前線で裏に抜け出したFWエリキが、この日イエローカードを1枚もらっていたDFエンリケトレビザンに倒されるもカードが出ず。抜ければ決定機になる可能性のある場面だっただけに、吉田監督ら神戸ベンチは猛抗議するも判定は覆らなかった。逆にその直後、カウンターを食らいDF酒井がFW佐藤に横から体をぶつけてはじき飛ばすと、酒井にイエローカードが提示され、これにも神戸サイドは猛抗議。ベンチからFW大迫は納得のいかない表情を浮かべた。

 吉田監督は「エリキが抜けてた前半の決定的なシーンでファウルを吹いたのにカードも出ない。こっちは高徳(酒井)がカウンターを受けたときにタッチライン際で、微妙な判定だと思うんですけど、それにはカードが出る。(最後のPKのハンド判定ではなく)そこの判定の基準だけ。そこがどう言う基準なのかなと思います。別に批判するわけじゃないんですけど。ただ、2つのシーンの基準はどっちがどっちなのかなというのはあります」と話した。

 試合は終了間際にDF本多がペナルティーエリア内でハンドを取られてPKを献上。GK前川はこの試合で好セーブを連発していたが、FWマルセロヒアンに落ち着いて決められた。接戦を落とした吉田監督は「今日はちょっと運だったり、レフェリーの基準とかがいろいろあったと思うんですけど、本当みんなやることはやったので、これを続けることが大事。そう感じだゲームでした」と振り返った。