「阪神2-0中日」(10日、甲子園球場) 阪神先発の村上が自身初の2試合連続完封勝利で、リーグ単独トップの6勝目をつかんだ。九回1死一塁でボスラーを二ゴロ併殺打で仕留め、球数98球でマダックス(先発投手が100球以内で完封)を達成した。 …
「阪神2-0中日」(10日、甲子園球場)
阪神先発の村上が自身初の2試合連続完封勝利で、リーグ単独トップの6勝目をつかんだ。九回1死一塁でボスラーを二ゴロ併殺打で仕留め、球数98球でマダックス(先発投手が100球以内で完封)を達成した。
9日・中日戦の雨天中止に伴ってスライド登板。初回のピンチを切り抜けると、二回以降は単打は許しても危なげないピッチングを繰り出した。
村上は初回先頭の岡林に左前打を許すと、犠打も決められ1死二塁。上林には右前にはじき返されるも、うまくチャージした森下の好返球で二塁走者が本塁憤死。バックの好プレーに助けられ、立ち上がりを無失点で切り抜けると、直後に援護点がもたらされた。
初回1死から中野が、中日・高橋宏に試合前まで今季3打数3安打の好相性そのままに、左二塁打でチャンスメーク。続く森下が中前に運ぶ適時打を放って、スコアボードに「1」を刻んだ。
両チーム先発が好投を続ける中、六回に阪神が追加点。先頭の近本が中前打を放つと、中野の犠打。森下が打ち取られて2死三塁と場面と変わると、佐藤輝がフルカウントから直球をとらえて左中間をやぶって、適時二塁打をマークした。
試合後、お立ち台の村上は98球での完封劇の要因について、「テンポ良くいけたのがいいんじゃないかなと思いますし、ゲッツーもうまくとれたし、野手の方が助けてくれた」と笑み。「2点目がほしいところでテルが打ってくれて、先制点も取ってくれて楽に投げられました」と仲間に感謝した。