日本男子初の世界ユース優勝を含むアマ13冠のプロボクシングWBA世界スーパーフェザー級4位の堤駿斗(25=志成)が、世界ランカー対決で4戦連続KO勝利を狙う。11日に東京・大田区総合体育館で、同級15位ハイメ・アルボレダ(30=パナマ)との…
日本男子初の世界ユース優勝を含むアマ13冠のプロボクシングWBA世界スーパーフェザー級4位の堤駿斗(25=志成)が、世界ランカー対決で4戦連続KO勝利を狙う。
11日に東京・大田区総合体育館で、同級15位ハイメ・アルボレダ(30=パナマ)との133ポンド(約60・32キロ)契約体重10回戦を控える。10日には東京・品川区のホテルで前日計量に臨み、60・1キロでパスしたアルボレダに対し、堤は60・1キロでクリアした。
3戦連続KO勝利中の堤は「10ラウンドのゴングを聞くことはない。相手は良い選手だが、自分がみているのは世界戦。それをしっかりいけるというところを納得してもらうために10ラウンド以内で勝ちたいと思う」とKO決着での勝利を自身に課した。昨年大みそかは、井岡一翔の世界戦中止を受けて急きょメインイベンターを務めた。今回はセミファイナル登場となる堤は「メインは志成ジムの大将(井岡一翔)がリベンジマッチ。うちの吉良大弥がセミセミ。1つ1つ良い勝ち方でバトンをつないでいく気持ちでいる。伸び伸びと自分たちのやるべきことをやりたい。チームで勝っていきたい」と気合を入れ直した。
2日(日本時間3日)にアマ9冠の弟麗斗(22=志成)が、米ニューヨークで米国人選手に6回判定勝利を収め、本場で白星デビューを飾っており、兄として触発されている。