バレーボールSVリーグ男子の初代王者サントリーは9日、前主将のセッター大宅真樹(30)と、今季キャプテンを務めたアウトサイドヒッター(OH)藤中謙也(31)が退団すると発表した。ポーランド出身OHのアレクサンデル・シリフカ(29)も含めて今…

バレーボールSVリーグ男子の初代王者サントリーは9日、前主将のセッター大宅真樹(30)と、今季キャプテンを務めたアウトサイドヒッター(OH)藤中謙也(31)が退団すると発表した。ポーランド出身OHのアレクサンデル・シリフカ(29)も含めて今月31日付で契約満了となり、功労者の計3選手がチームを去ることになった。

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大宅は2017年にサントリーサンバーズ(現サントリーサンバーズ大阪)内定選手として入団。18年1月に前身のVリーグでデビューした。ベスト6や2連覇時のMVPも獲得。4度のリーグ優勝に導いた。20-21年から4季連続で主将も任された。

【大宅コメント】(原文まま)

日頃よりサントリーサンバーズ大阪へ沢山の応援ありがとうございます。今シーズンをもってサンバーズを退団することになりました。この7年は間違いなく僕の財産になりこれからのバレーボール人生の大きな支えになる時間だったなと感じます。リーグ、天皇杯、黒鷲旗と全ての大会でタイトルをとれたこと。アジアでも優勝できたこと。さらに世界で3位になれたこと。結果だけをみると誰もが経験出来ることではないことを成し遂げたと思ってます。サンバーズで世界一に挑戦することができなくなってしまったことがたった一つの心残りにはなりますが、絶対に世界一のクラブになってくれることを僕も陰ながら応援しています!サンバーズが世界一のチームになるまでファンの皆さん、一緒に応援しましょう!僕のこともすこーしだけでも思い出してこの先も応援してくれたら嬉しいです!本当にありがとうございました。

藤中は15年12月に内定選手として入団。16-17年に最優秀新人賞に選ばれた。18-19年から2季、そして今季の3シーズンにわたってキャプテンとして活躍。在籍期間中に4度のリーグ優勝に貢献した

【藤中コメント】(原文まま)

この度、長年在籍したサンバーズを退団することになりました。思うように結果が出ないときからリーグ優勝、世界3位など様々な経験をすることができ、成長させてもらったチームを離れることに寂しさを感じますが、新たな一歩としてこれまでの経験や技術をもってさらに成長していきたいと思います。苦しいときも嬉しいときもサンバーズと共に歩んでいただいたファンの皆さん、パートナー企業様へ感謝申し上げます。長い間本当にありがとうございました。

サントリーは、昨秋開幕した新リーグでレギュラーシーズン2位。プレーオフを勝ち抜いて初代チャンピオンに輝いた。日本代表の高橋藍らが所属している。