「中日5-4阪神」(30日、バンテリンドーム) 今季初のサヨナラ負けで首位陥落となった藤川球児監督は、延長十一回にサイン違いがサヨナラ負けにつながったことを受け「しっかりやらないといけないですね」と語った。 延長十一回1死二塁、ビーズリー…

 「中日5-4阪神」(30日、バンテリンドーム)

 今季初のサヨナラ負けで首位陥落となった藤川球児監督は、延長十一回にサイン違いがサヨナラ負けにつながったことを受け「しっかりやらないといけないですね」と語った。

 延長十一回1死二塁、ビーズリー-坂本のバッテリー間でサイン違いが起こり、捕逸で走者を三塁へ進めた。申告敬遠の後、代打・カリステに犠飛を打ち上げられてしまった。

 救援陣で欠かせない石井が体調不良で登録抹消となったことが結果的に響いた形に。指揮官は「これはもう長く現役をやっていればそういうこともあるし、いる選手がしっかり力を発揮する必要があるし」と言う。六回には門別が2死から連続四死球からピンチを招いて降板。ワンポイントの岡留も四球で歩かせ、島本が代打・高橋周に同点打を浴びた。

 門別について「あのイニングは死球、四球かな。やっぱりどうやってそこをかわすというようなボールのところじゃないと思うので。課題として次に。あそこを抜けないといけないので」と成長を求めた。阪神が抜け出す気配もあったが、再びセ・リーグは混戦状態となり「本当にギリギリの勝負が多いんですけれど、我慢強く。あとはやっぱり攻めていく姿勢。また明日から選手たちに求めたいと思います」と前を向いた。