プロレスのDDTは30日、頸椎骨折や頸髄損傷により集中治療室(ICU)で治療していた高梨将弘(42)が一般病棟に移り、リハビリを開始したことを報告した。高梨は団体を通じ「この度は自身の負傷により皆様にご心配をおかけしました。現在は一般病棟…
プロレスのDDTは30日、頸椎骨折や頸髄損傷により集中治療室(ICU)で治療していた高梨将弘(42)が一般病棟に移り、リハビリを開始したことを報告した。高梨は団体を通じ「この度は自身の負傷により皆様にご心配をおかけしました。現在は一般病棟へ移りリハビリも開始されています。今はまだ足の指一本を1ミリでもと動かす段階ですが、この日々を積み重ねていきいつか皆様と再会できる事を望んでいます」とコメントを発表した。
高梨は3月20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ28周年記念大会のメインでKO-D無差別級王者クリス・ブルックスに挑戦し、雪崩式のプレイングマンティスボム(ダブルアーム式のドライバー技)を食らい、さらにリング中央でプレイングマンディスボムで頭からマットに落下。大の字になって3カウントを奪われたが、試合後も立ち上がれず、担架で運ばれた後、救急搬送された。精密検査の結果、「頚椎C5、6椎体骨折」及び「頚髄損傷」と診断され、手術を受けて集中治療室で治療を続けていた。
その後、SNSなどを通じ、現代のプロレスの技や受け身について再考するような議論も一部で起こっている。高梨はコメントで「叱咤の声を業界に携わる者として真摯に受け止め、激励の言葉を励みとし、自身の現状と向き合っています。そしてクリス、皆様が心穏やかに過ごせますよう願っています」と各方面に気遣った。