「ウエスタン、ソフトバンク10-8阪神」(30日、タマホームスタジアム筑後) 阪神は、両チームとも2桁安打の乱打戦をものにできず敗戦した。 先発の津田が4回を粘りきれず、初回に5失点、四回に3失点の計8失点で降板した。4番手で八回に登板し…

 「ウエスタン、ソフトバンク10-8阪神」(30日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神は、両チームとも2桁安打の乱打戦をものにできず敗戦した。

 先発の津田が4回を粘りきれず、初回に5失点、四回に3失点の計8失点で降板した。4番手で八回に登板したネルソンは約1カ月半ぶりの復帰登板で1回1安打無失点とした。3月18日にヤクルトとのオープン戦で、下肢の異変を訴え緊急降板。その後はファームでリハビリが続け、22日と26日にシート打撃に登板した。

 打線は高寺が大暴れ。29日・同戦での降格後初実戦から2試合連続適時打を放ち、4安打で5打席全て出塁した。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -津田は久しぶりの長いイニングだったが粘れなかった。

 「あれ、なに。2イニング目からは140キロも出ないやん。あんだけ中継ぎで2イニングを全力で、それの積み重ねだっていうところでね、今日はまたもうダメな津田。先発を久しぶりにさせて、中継ぎでやってた1イニングを積み重ねて、全力でね。へばったらリリーフ人いっぱいいるんだから、変えてあげるっていうところなんだけど、もう2イニング目から140キロ出ない。もうマイナス0からどころか、マイナスからまた再スタートだよ。もう今まで中継ぎで経験してきた全力で投げるっていうのが、もう今日は初回5点取られて、2回からリセットしていけって言ってるのに、もうスピードが出ない。そこはもうまたね、実力がないだけで、これをどうやってつけていくかっていうだけの話で。0からどころか、マイナス100からスタートや」

 -ネルソンが復帰登板。

 「落ち着いて投げられてたね。マックス152キロとかも出てたし、久しぶりの実戦にしては、もう落ち着いて。コントロール、フォアボールで崩れるような感じも全然ないし。そういうところでは今日、実戦で久しぶりに投げたにしてはもう落ち着いて投げられてたと思うよ」

 -今後は徐々に登板の機会を増やしていく。

 「そうそう、もちろんもちろん。ゲーム感とか、やっぱりそういうところをクリアしていかなきゃいけないね。真っすぐもまあまあ出てたね。スピードな」

 -高寺は4安打。

 「素晴らしいね。普通、ファームに落ちてきたときは2、3試合は調子がね、(上がらない)というのが、ほとんど1軍じゃゲーム感というかね、ゲーム感もクソもないの。ちゃんと打つ選手は打つねん、ファームでも。そういうこと。今日の4本、昨日も1本打ってるでしょ。やっぱりね、若い選手は見習ってほしいっていうか。百崎にしても、やっぱりコンパクトに打ってるし、センター中心に打ってるやん。この辺はやっぱり高寺にしても、だから1軍に抜てきされてたところだろうし。もう他の選手とやっぱりね、ちょっと違いを見せてくれてるよな」

 -福島はらしいヒット。

 「らしいヒットはまだまだや。まだまだ福島とか、ちょこちょっとずつ良くなってきてるよ。良くなってきてるけど、本人は納得してないよ。最後のゲッツーのところなんか、やっぱりなんとかね、1人残れば次、高寺で。ファーストゴロが多い、とにかく。もうちょっとあれを追い込まれたら三遊間を打つようなイメージで。全部、大体彼の打球は引っ張り。今日は久しぶりに三遊間に打ったなって。練習からもっとショートの頭というかね、どうしてもきれいなヒットを打ちたがる。もう追い込まれたら、ああいう足もある選手がきれいなヒットなんていらないねん。内野手からするとボテボテとか、そういうのが非常に、守ってても嫌やねん。そういうところをね、追い込まれた時なんかは、もっともっと、それでフォアボールを取るとか。ファウルで粘って球を投げさすとか、そういうことをできる選手になっていかないと。ツボは持っているだけど。そういう話は今日、試合前にしたんだけどな」

 -昨日は湯浅が1軍で登板した。

 「いろいろみんなが、トレーナーをはじめ、みんなね、湯浅の復帰っていうか、1軍で投げる、投げるだけじゃあかんからね、これからはどんどん、どんどんね、抑えをやってた選手なんだから、そういう風に調子を上げていってほしいのと。みんなにやはり感謝をしてくれてるっていうのは、トレーナーはじめ、いろんなスタッフに感謝してると思うよ。ほんと、漆原、島本、岩貞…ファームでね、キャンプからずっとしっかりやってた選手たちが1軍の戦力になってるっていうことは、すごくファームのピッチャーにとってはね、励みっていうかな、励みじゃいかんな、競争。うん、あれに負けちゃいかん。だから木下でもそう。やっぱりコントロールね、今日は初めて2イニング投げてどうかっていうところを試してみて。やっぱり2イニング目に(点を取られた)。やっぱ変化球の精度っていうか、やっぱり変化球の時、なんか緩むと思うんだよ。狙ってなくても、その辺をやはりクリアしていかないと。ちょっとまっすぐ甘かったら、やっぱファームでも打たれるやん。その辺の精度、今日はいい経験したと思う。木下もね。2イニングというところで」

 明日の先発は。

 「川原」