<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 東日本決勝大会>◇13-14歳の部女子◇最終日◇4月27日◇茨城・美浦GC(6328ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会、株式会社ビーエスフジ◇後援・日本ゴルフ協会ほか◇特別…

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 東日本決勝大会>◇13-14歳の部女子◇最終日◇4月27日◇茨城・美浦GC(6328ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会、株式会社ビーエスフジ◇後援・日本ゴルフ協会ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

強風の影響で混戦となったが、佐藤心裕(みゆう、兵庫・有野北中3年)が通算6オーバー150で1位、岩永梨花(りんか、兵庫・塚口中2年)が7オーバー151で3位グループに1打差の2位に食い込んで、ともに最終組の1つ前の組から逆転で初の日本代表を手にした。

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佐藤は「8番と17番で10メートルぐらいのパーパットが入った。よっしゃ、来てるかなと思いました」という。いい流れを切らさずに前半を1アンダーと伸ばし、最終組がスコアを崩して首位に立った。後半は14番までに3つスコアを落として混戦を作り出したが、16番でバーディーを奪って抜け出した。

「ホールアウトしてから代表と知って、うれしくてウキウキしました」と笑う。冬から坂道ダッシュやメディシンボール投げなどで体を鍛えはじめ、数カ月で飛距離が10ヤード近く伸びて、実感している。初めての世界ジュニアに向けて「今回の予選、決勝を超えるようなゴルフをしたい」と意気込んだ。

岩永は「悲願」ともいえる代表入り。「もう9回ぐらいは挑戦してきた。やっと行けます」と、うれしさよりもほっとしたような表情を見せた。この日は「ドライバーが左の木、右の木に当たって」とショットがぶれたが、中に戻ってくるなど致命傷にならず、8、9番連続バーディーが「大きかった」という。抜いたり抜かれたりの混戦で、ホールアウト後に最終組の速報を見守って、日本代表入りを知った。

JGAナショナルチームの姉・杏奈(大阪桐蔭高2年)が昨年世界ジュニアの15-18歳の部6位でシード権を取っており、姉妹出場となる。「自分のベストを尽くして上位を目指し、できれば優勝したいと思います。ショートパットを入れられるようにして、アプローチを1メートルぐらいには寄せられるようにしていきたい」とこちらも意欲を見せた。