「ドジャース-パイレーツ」(25日、ロサンゼルス) ドジャースの山本由伸投手が先発するも5回を投げ今季ワーストとなる3失点でKOされた。自責点は1で、防御率ランキングでリーグトップはキープした。 初回、先頭のクルーズを四球で歩かせた山本。…

 「ドジャース-パイレーツ」(25日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が先発するも5回を投げ今季ワーストとなる3失点でKOされた。自責点は1で、防御率ランキングでリーグトップはキープした。

 初回、先頭のクルーズを四球で歩かせた山本。直後に二盗を決められて得点圏に走者を背負った。2死までこぎつけたが、バルデスに浮いたスプリットを捉えられて中前に先制の適時打を許した。

 全体的にボールを見極められる形となり、初回に32球を要した山本。二回も先頭打者に四球を与え、カイナファレファには左前打を許して無死一、二塁のピンチを招いた。それでも後続をしっかりと斬ってスコアボードにゼロを刻んだ。

 三回も先頭へ四球を与え、これで3イニング連続の先頭打者への四球。キャリアワーストの1試合4四球となった。マウンドでいら立ちを隠せず、思わず天を仰いだ右腕。それでも後続をしっかり打ち取った。

 四回はこの試合初めて三者凡退に抑え、投球テンポも上がってきたが、五回先頭の三ゴロをマンシーが一塁へ痛恨の悪送球。無死二塁のピンチを背負うと、クルーズに右前適時打を浴びて2点目を失った。なおも2死一、三塁からヘイズに中前適時打を浴びると思わず悔しそうな表情を浮かべた山本。スキーンズを相手に思わぬ失点を重ねた。

 自責点は1。防御率1・06でナ・リーグトップの座はキープした。だが連敗中のチームでリードしてリリーフにバトンを渡すことができなかった。

 4月の登板では自責点ゼロ。試合開始前まで18回連続無失点と抜群の安定感を誇っていた。しかしこの日はストライクを先行させることができず、苦しいマウンドになった。