◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)予選カットラインにわずか1打足りなかった前回大会からちょうど1年。西郷真央はことしの2日目のホールアウト後に、…

西郷真央が連日のアンダーパー。首位に迫って予選ラウンドを終えた

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)

予選カットラインにわずか1打足りなかった前回大会からちょうど1年。西郷真央はことしの2日目のホールアウト後に、会見場にいた。初日の「70」に続いて6バーディ、2ボギーの「68」で通算6アンダー。午後にティオフした多くの選手を残した段階とはいえ、ホールアウトした時点で首位に1打差の2位に陣取った。

早朝の濃霧でスタート時刻が断続的に遅延するあいだ、西郷真央はドライビングレンジでリラックスムードを漂わせていた。ストレッチをしながらキャディらと談笑。予定よりも1時間半遅れてティオフすると、前半インで3バーディを奪取。上位進出の流れをつかんだ。

堅実なコースマネジメントでメジャーコースを攻略

初日同様、フェアウェイキープを重んじ、ティショットをラフに外したのは2回だけ。ほとんどの選手が1Wを握る4番(パー5)では、第1打をフェアウェイウッドで放ち、左サイドの大きな池を徹底して避けた。

このホールではフェアウェイからの3打目をウェッジでグリーンをショートするミスを経てボギー。「練習ラウンドで、あそこは行っちゃいけないぐらい(雨水で)ぬかるんでいたのをチェックしていたんですけど…」。第2打を事前に確認したエリアに到達させたことに唇をかみつつ、その後の6番でバーディを取り返した。8番(パー5)での6つ目は5mのイーグルパットを外したもの。“のびしろ”を感じさせながら上位ターンを勝ち取った。

手応えを深めて週末へ

「難しいピンポジションのところで、バーディパットを打てたのがきょうは大きかった」と2日連続のアンダーパーに自信を深める。「パッティングのストロークが良くなかったりもしましたけど、スコアを伸ばせたことはとりあえず評価できるかなと思います」。メジャーのタフなセッティングで自分の許容範囲を広げて構える様子がうかがえる。

「きょうのように、しっかりフェアウェイをとらえてプレーしたらチャンスが増えると思う。バーディパットをたくさん打つプレーをしていきたい」。連日の降雨でグリーンは依然としてソフト。アイアンゲームは望むところだ。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)