「巨人8-1中日」(22日、東京ドーム) 前回対戦で打線が苦戦した難敵左腕を、主砲のバットが打ち崩した。まずは初回だ。中日先発・マラーが2四球から1死二、三塁とすると、この不安な立ち上がりを4番の巨人・岡本は見逃さない。「チャンスだし、打…
「巨人8-1中日」(22日、東京ドーム)
前回対戦で打線が苦戦した難敵左腕を、主砲のバットが打ち崩した。まずは初回だ。中日先発・マラーが2四球から1死二、三塁とすると、この不安な立ち上がりを4番の巨人・岡本は見逃さない。「チャンスだし、打ちたいと思った」と中前へ先制の2点適時打。巨人試合の主導権を握った。
マラーには前回1日の対戦では5回3安打で1得点と抑えられたが、唯一の得点を挙げたのが岡本の一発。この試合でも三回1死一塁の第2打席で相性の良さを見せる。
ファウルで粘った9球目の甘いカーブを完璧に捉え、左翼席中段へたたき込む7号2ラン。「粘った中で最後に(本塁打が)出て良かった」と好調さを表す一撃を見せた。続く大城卓にも今季1号が出るなど、前回は苦戦を強いられた左腕を4回でKOした。
本塁打が出ると球場売店のから揚げとポテトの増量のイベントが始まる。岡本の一発で増量が決定して「そういうタイミングで打てて良かった」と笑顔。ただ、バランスの良い食事の摂取に取り組むだけに「(子どもには)それも付けてほしいと(球団に)言っておいてください」とみそ汁や副菜のサービスを要望することも忘れなかった。
これで本塁打、打点でリーグ2冠に返り咲いた。打率も2位で3冠は目前だ。阿部監督も「すごい良い集中力を見せてくれている。インサイドを放られても冷静にいけている」と大絶賛。頼れる4番が打線を力強くけん引している。