「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール) 5月4日の福岡大会を最後に退団することを発表した内藤哲也(42)、BUSHIが、シリーズ開幕戦に出場した。勝ち残り方式のイリミネーションマッチで行われた10人タッグマッチで、ロス・インゴベルナ…
「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール)
5月4日の福岡大会を最後に退団することを発表した内藤哲也(42)、BUSHIが、シリーズ開幕戦に出場した。勝ち残り方式のイリミネーションマッチで行われた10人タッグマッチで、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)として高橋ヒロム、辻陽太、鷹木信悟と共闘。最後は一騎討ちとなったタイチをオーバー・ザ・トップロープで蹴散らした内藤が勝利を決めた。
生え抜きスターの電撃退団が発表されてから初の大会とあって、会場は1505人の超満員札止めとなり、内藤の入場テーマが掛かると、大音量の「内藤」コールが自然発生。大声援に後押しを受けながら勝利を飾るとリング上でマイクを握り、退団発表後初の肉声をファンに聞かせた。
「今日から開幕したシリーズで、俺とBUSHIは5月4日福岡を最後に新日本プロレスのリングを去りますが、また俺とBUSHIがこの新日本のリングで皆さまの前で試合をするときが来るのか、それとも来ないのか。その答えはもちろん、トランキーロ!あっせんなよ」。いつもの調子でけむに巻いた後、ビッグマッチ恒例だったマイク締めも行い、2025年に入って初の「デ・ハポン」の大合唱で締めくくった。
バックステージでは「いつにも増してコメントブースの(記者の)皆さまの人数が多いね」と皮肉を込めながら、「今日は新日本プロレスのレスラーとして後楽園ホールに立つのは最後でしょう。でも、俺にとっては次の会場も同じなわけ。最後の(その)会場(での試合)になるわけだから、今日が特別(感傷的で)涙が出てしまいます…みたいなことはないよ」と、ニヤリ。「思い出はいっぱいある。入門テストを受けたのもこの後楽園ホールだったが、俺にとって新日本ラストマッチは後楽園だけじゃないから。このシリーズ、どの会場でも、俺の一挙手一投足を目を見開いてとくとご覧ください」と語った。