「ヤクルト2-7巨人」(18日、神宮球場) 巨人が大敗の前夜から一転、この日は若手の躍動で快勝となった。2点リードの七回にはプロ初スタメンのドラフト3位・荒巻悠内野手(上武大)が、右前へプロ初安打を記録。「初球から行こうと思っていたので。…

 「ヤクルト2-7巨人」(18日、神宮球場)

 巨人が大敗の前夜から一転、この日は若手の躍動で快勝となった。2点リードの七回にはプロ初スタメンのドラフト3位・荒巻悠内野手(上武大)が、右前へプロ初安打を記録。「初球から行こうと思っていたので。気持ち良かった」という一打を起点に打線が集中打を見せ、試合を決める3点を奪った。

 試合前にスタメンを告げられたが「そんなに舞い上がらず、心は熱く、頭は冷静に」。一塁の守備では四回に赤羽の強烈な一、二塁間のゴロをダイビングキャッチするなどハツラツとしたプレーでチームを盛り上げた。

 阿部監督も「これからだよ。これで終わりじゃない。あと1999本目指して頑張ってほしい」とプロの一歩を踏み出したルーキーへエール。「次はホームランも打ちたい」と話す荒巻の初々しい笑顔が、前夜の重苦しい空気を完全に取り払った。