体操の世界選手権(10月19日開幕、インドネシア・ジャカルタ)代表選考を兼ねる全日本個人総合選手権は4月17日、高崎アリーナで開幕する。17日は公式練習が行われ、パリ五輪を辞退した宮田笙子(順大)は16日、ピンクがかった茶色に染めたニュ…

  体操の世界選手権(10月19日開幕、インドネシア・ジャカルタ)代表選考を兼ねる全日本個人総合選手権は4月17日、高崎アリーナで開幕する。17日は公式練習が行われ、パリ五輪を辞退した宮田笙子(順大)は16日、ピンクがかった茶色に染めたニューヘアーで参加。記者会見では、「今回は順位とか周りのことを気にせず、自分の体操をやりたいというのが一番の目標かなと思います」と前向きに話した。

 昨夏のパリ五輪代表に選出されたものの、飲酒、喫煙が発覚し、当時19歳だったことから大問題に発展し、出場を辞退した。女子のエースとして迎えるはずだった五輪の舞台に立てず反省の日々が続いたが、騒動後、初の公の場となった昨年9月の国民スポーツ大会に出場し、「多くの皆様にご迷惑をかけ、反省しています」と頭を下げ、再スタートを切った。

 連覇がかかる今大会。床では、新たな曲を取り入れて臨む。曲選びは振付師と話し合って決めたと明かし、「前半、2つの曲を混ぜているんですけど、ひとつは先生が選んでくれて、後半の曲は自分の好きな洋楽(レディー・ガガとアリアナ・グランデがコラボした曲Rain On Me)を取り入れています。その曲や動きに何か伝わるものがあればな、という思いがあって作られているので、見ている側の観客の方や関係者の方やたくさんの方に気づいていただければうれしいです」と思いを込めて演じる。