◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(14日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)午前スタートの出だし1番、久常涼は絶好のチャンスを作った。1Wでフェアウェイセンターを捉え、…

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(14日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
午前スタートの出だし1番、久常涼は絶好のチャンスを作った。1Wでフェアウェイセンターを捉え、ショートアイアンのセカンドをピンそば2.5mに絡めたが、バーティパットはカップのふちをなめるようにして右を抜けた。

続く2番(パー5)は難度17番目のパー5。しかし、ティショットをラフに入れ、木に当たったセカンドが林の方向に跳ねてピンチになりかけた。233ydと長いパー3、この日最も難しかった8番でボギーが先行。手前のラフから土手を越えるロブショットで必死に3.5mまで寄せたものの、しのぎ切れなかった。
続くパー5の9番でも1Wが左の林へ。獲りたいホールで冷や汗をかく状況に「そこで(うまく)打てなかったのがスコアを作りにくかった要因でもあると思う」と振り返る。

61位からのスタートでアンダーパーが必須だったこの日、最初にして唯一のバーディが15番と時間を要した。「74」でスコアを落とす結果に「流れをうまくつかみ切れなかったっていうのも大きいかな」。パッティングももどかしい時間が続き、「素直に転がるので、スピードさえ合えば入るグリーンだと思う。しっかり打ち切れなかった」と唇をかむ。
初出場の昨年は第2ラウンドの最終9番(パー5)を日没サスペンデッドで3日目に持ち越し、1打届かず予選落ち。リベンジを狙った今年も通算2オーバー96位で“第5のメジャー”の壁に跳ね返された。次週「バルスパー選手権」(フロリダ州イニスブルックリゾート カッパーヘッドコース)に向け、「頑張ります」と誓って悔しさをのみ込んだ。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/亀山泰宏)