サッカーJ3の高知ユナイテッドSC(高知U)は16日、宇都宮市で栃木SCと戦った。Jリーグ入りして初の公式戦だったが、0―1と惜敗した。高知市の百貨店であったパブリックビューイングでは、サポーターたちが声援を送った。 栃木SCは昨季J2を…

 サッカーJ3の高知ユナイテッドSC(高知U)は16日、宇都宮市で栃木SCと戦った。Jリーグ入りして初の公式戦だったが、0―1と惜敗した。高知市の百貨店であったパブリックビューイングでは、サポーターたちが声援を送った。

 栃木SCは昨季J2を戦った有力チームで、試合は午後2時に始まった。序盤は相手が優勢で前半21分、サイドからのクロスボールを相手FWに右足シュートで決められた。試合後半は反撃に出る。一度に4選手を交代するなど積極的に攻め、相手のシュートをゼロに抑える一方、6本のシュートを放ったが、得点できなかった。

 高知市帯屋町1丁目の高知大丸5階であったパブリックビューイングでは、サポーターら約180人が観戦した。縦2.5メートル、横5メートルほどのスクリーンに試合の様子が映し出され、サポーターが「こーち、エス、シー」と声を合わせた。先制されてもすぐに「取り返そう」と、声が上がった。

 ひときわ大きな声で応援した安芸市の男性(48)は、2023年の天皇杯であったJ1川崎戦以来のファンという。「応援歴は浅いけれど、Jリーグでの初試合は感慨深い。23日に(高知市の県立春野総合運動公園で)あるホーム開幕戦で、勝利の喜びをみんなと分かち合いたい」と話した。(蜷川大介)