◇米国女子◇ファウンダーズカップ 最終日(9日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)最終日の前半9ホール、古江彩佳にしては珍しく出入りが激しい内容だった。1番のボギーを2番で取り返しても、4番から2連続ボギー。6番(…

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 最終日(9日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)
最終日の前半9ホール、古江彩佳にしては珍しく出入りが激しい内容だった。1番のボギーを2番で取り返しても、4番から2連続ボギー。6番(パー5)からの2連続バーディ直後にパー5の8番でスコアを落とした。
「ちょっと身体の動きが悪くて、なかなかいいスイングができなかった」。体調面がセカンドショットの乱れに影響した中で、必死にポイントを見つけようとしていた。ターンが早く、引っ掛けが多くなっていたミスの傾向からヒントを得て、アドレスにひと工夫。地面と平行に近くなっていた腰を少し前傾させることで、疑似的につま先体重の構えを作り出したという。

「それで落ち着いた」と話す通り、折り返してからパーを並べ、上がり2連続バーディで「70」にまとめ、4日間アンダーパーをそろえた。18番はしっかり曲がる7mのスライスラインを流し込む鮮やかなフィニッシュ。「悪い日でも何とかアンダーで回るっていうのが、目指すところ。最後まで諦めずにできて良かった」と声を弾ませた。25位だった前週の悔しい開幕戦から、通算9アンダー13位に充実感もにじむ。
一時帰国を挟んで、タイ→シンガポール→中国のアジアシリーズ3連戦もフル出場する予定。3戦すべてスキップする世界ランキング1位のネリー・コルダ以外にも、試合を選んでスケジュールを組むトップランカーは多い。世界ランク8位で迎えた今季も、出られる試合には出るスタンスを貫いていく。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)