2024年シーズンでツアーの第一線を退いた女子プロゴルファーの上田桃子が8日(土)、都内でジュニアクリニック「上田桃子プロ×リポビタン ゴルフにファイトを!ジュニアクリニック」を開催。ワンポイントレッスンやトークショーを行い、ジュニアゴル…

2024年シーズンでツアーの第一線を退いた女子プロゴルファーの上田桃子が8日(土)、都内でジュニアクリニック「上田桃子プロ×リポビタン ゴルフにファイトを!ジュニアクリニック」を開催。ワンポイントレッスンやトークショーを行い、ジュニアゴルファーたちとの交流を楽しんだ。

「10人以上に教えるのは初めて」と苦笑しつつ、ジュニアへの取り組みは現役時代から考えていたと言う。「私は坂田塾に行っていたけど、ゴルフは個人スポーツで、なかなか人と一緒にやる時間がない。“みんな意外とうまくいかないんだ”、“こういう選手が飛ぶんだ”というのを学ぶ場があると良いな」と実現したイベントだった。

レッスン会ではひとりひとりの悩みに丁寧に答えながら、トークショーでは「ミスした時のメンタルコントロール方法は?」、「モチベーションの保ち方は?」などの質問に対してアドバイス。「わたしも一から社会人として頑張るのは不安なことばかりだけど、まずは好きなことを大事にチャレンジしていくと結果につながってきた」と自身も新たな環境に身を置く中で、ジュニアたちにエールを贈った。

「ゴルフは改めて素晴らしいスポーツだと思うので、頑張ってプロを目指してほしい」とゴルフの楽しさを感じつつ、クラブを握るのは約1カ月ぶりだと明かす。

昨年11月「大王製紙エリエールレディス」で一区切りを迎え、新生活には「全然なれないです。朝8時くらいに起きてしまうと罪悪感がある」と苦笑したが、冬の間もトレーニング、料理教室、栄養学の勉強と休みなく動いてきた。
「きょうも、この後に分厚い本を持って勉強するんです。意外と、現役をやっていたときよりも家にいる時間がないくらい、忙しい」。第一線を退いても、新しいことに挑戦し続ける姿は変わらない。(編集部・谷口愛純)