◇米国女子◇ファウンダーズカップ 2日目(7日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)濃霧の影響で全体のスタートが1時間遅れ、インの最終組だった吉田優利がティオフしたのは午後2時過ぎだった。この日、フロリダ州ブラデント…

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 2日目(7日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)
濃霧の影響で全体のスタートが1時間遅れ、インの最終組だった吉田優利がティオフしたのは午後2時過ぎだった。この日、フロリダ州ブラデントンの日没は午後6時16分。最初からタフな戦いを覚悟しなければならなかった。
今季初戦の初日を「73」で2オーバー88位と出遅れたが、「きのうみたいなゴルフができていれば、あとはチャンス待ちかなって思っていた」と話す。数字ほど内容は悪くないという自己分析。「スコアメークだけが、なんか“プロ”じゃなかったというか。ショット自体、(パッティングの)転がり自体は良かった。あとは風の読みとライン読みだけかな」と感じていた。

「割とパターで決めていけた」という4バーディ。4つ目となる後半7番(パー3)までは、まだラインも見えていた。ただ、「最後(9番)は、もう分かんなかったです」。日没時刻は過ぎていた。右手前のガードバンカーから必死に寄せ、パーパットは3m。投光器に照らされていようと、微妙な傾斜を読めるはずもない。
「勘と、練習ラウンドでこんな感じだったかな…みたいな。もう、分かんないんで(笑)」。カットラインの通算イーブンパーまで1打余裕があったこともあり、ボギーでOKと腹をくくれた。ある意味で迷いのないパッティングを沈め、「うまく入って良かったです」と気分よく終われた。

「68」で通算1アンダー42位。米ツアー2年目の初戦で4日間をプレーできる意味は大きい。「あと2ラウンドできる。どれだけマネジメントとか、ゴルフ力を取り戻せるかだと思うので、集中してやっていきたい」。週末にかけてゲームを研ぎ澄ませれば、上位浮上が見えてくる。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)