◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前情報(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)PGAツアー2年目の久常涼は2週前の「ファーマーズインシュランスオープン」で契約先の新しい1Wを実戦投入…

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前情報(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
PGAツアー2年目の久常涼は2週前の「ファーマーズインシュランスオープン」で契約先の新しい1Wを実戦投入した。「WMフェニックスオープン」では3Wもスイッチ。昨年よりも早く、シーズン序盤戦でキャディバッグの中身が固まってきた。
同じテーラーメイドを背負うロリー・マキロイ(北アイルランド)やコリン・モリカワらは契約選手の中でも最速、昨年のうちには新製品を存分にテストできる。22歳の立場はまだ同じではない。シーズン開幕直後に選定が本格化し、製品がそろった今週、日本から呼び寄せたスタッフと調整を重ねた。

1Wは「Qi35」のスタンダードモデル(通称コア)を選んだ。ロースピンモデルの「Qi35 LS」も試した上で、「ティショットでもう少し飛距離が欲しい、もっと真っすぐ飛ばしたいと思っていた。LSも試したんですけど、見た目もより大きいヘッドでその恩恵を120%受けようと。初速が増してデータ上では飛んでいる、助かっている感じがあります」と好印象を持った。

一方で3Wは前作「Qi10 TOUR」から、小ぶりで操作性の高い「Qi35 TOUR」へ継承。「フェアウェイウッドは、あまり大きいのが使えないんです。今週良いのが見つかって安定する気がします」。ロフト表記は15度だが、4Wを愛用してきたこともあり16度前後で調整した。

パターは2023年にテーラーメイドと契約した、カリフォルニア州出身のローガン・オルソン氏による削り出しモデルを使用中。スタンダードなピン型モデルは、構えたときに視界に多くの直線が入るが、クランクネック部分は湾曲したラインもある。「あとは自分の腕が問題。それを補えるものを探したいです」と久常。こだわりを守りながら、謙虚に戦い抜く。

<久常涼のクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド Qi35(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット 24 VENTUS RED(ベンタス レッド)(重さ70g台、硬さX、長さ45.25インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35 TOUR(ツアー)(3番15度)、Qi10 TOUR(6番21度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLACK(ベンタス ブラック)(重さ70g台、硬さX)、藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ80g台、硬さX)
アイアン:テーラーメイド P7CB (4番)、テーラーメイド P7MC(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX(6.5)
ウェッジ:テーラーメイド MG(ミルドグラインド)4 (52度、56度、TW11/60度)
シャフト:52度=トゥルーテンパー プロジェクトX(6.5)、56&60度=トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(S200)
パター:ローガンオルソン プロトタイプ