◇米国女子◇ファウンダーズカップ 初日(6日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)上がり3連続バーディを奪って2アンダー「69」。畑岡奈紗が少しホッとした様子で胸をなで下ろすのは、最後にたたみかけてアンダーパーで終わ…

畑岡奈紗は会場に駆け付けてくれた上原浩治さんに上がり3連続バーディで応えた

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 初日(6日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)

上がり3連続バーディを奪って2アンダー「69」。畑岡奈紗が少しホッとした様子で胸をなで下ろすのは、最後にたたみかけてアンダーパーで終われたから…だけではない。「このまま(オーバーパー)で終わっちゃったら、来ていただいたのに『つまんなかったな』って思われるのもイヤだなって」とニヤリ。この日はMLBでも活躍した読売ジャイアンツの名投手・上原浩治さんが応援に訪れていた。

上がり3連続バーディでカムバック

昨年テレビ番組で共演する機会があり、今年からは同じマネジメント会社に所属することになった。「(米国で)住まれているのも近くみたいなんです」。ラウンド中、ずっとロープの外をついて歩いてくれた上原さんの応援をバーディ奪取のモチベーションに変えてのナイスカムバック。「すごく拍手も送ってくれたのでうれしかったです」と喜んだ。

オフに時間を割いてきたショットは安定し、出だし1番からピン下2mもないチャンスを作ったがパーにとどまった。2番で2.5mほどのパーパットをねじ込み、3番で初バーディ。しかし、4番ではグリーン右奥からうまく寄せながら、短い距離を外してスコアを落とした。

終盤まではグリーン上で苦戦

「(パーパットを)引っかけました。短い距離になればなるほど、慎重に行きすぎて、フェースアングルのことを気を付けすぎたりしてしまう。距離感だけを意識できるようにしていきたいんですけど…」。まさにいまテーマとして取り組んでいることを実践できなかったのが悔しいが、だからこそ2~3m前後のチャンスをしっかり生かした上がり3連続バーディに価値がある。「いま気を付けているところをしっかりやって、最後3つはそれがうまくできたのかな」とうなずいた。

納得の上がりを2日目につなげたい

米ツアー9年目のシーズンは2アンダー22位で幕を開けた。「もうちょっと伸ばしたかったなっていうのが正直なところではあるんですけど、最後3つはいい終わり方ができた。自信をもって、特にグリーン上でしっかり打っていければ」とポイントを明確にして午後組の2日目に備える。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)