「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ) 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=がWBO同級11位の挑戦者、金芸俊(32)=韓国=を4回2分25秒KO勝ちで下し、WBC…
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=がWBO同級11位の挑戦者、金芸俊(32)=韓国=を4回2分25秒KO勝ちで下し、WBCとWBOは4度目の防衛、WBAとIBFは3度目の防衛に成功した。自身の持つ日本人最多世界戦連続KO記録を10に伸ばし、現役単独最多の世界戦通算24勝目をマークした。
勝利者インタビューで井上は「思った以上に会場に足を運んでいただいてありがとうございました。2度の中止と対戦相手変更という今まで経験したことないことがありましたが、皆さんが会場に足を運んでいただいて、僕はここに立てていると感じました。急きょ対戦を受けてくれた金選手ありがとうございましました」と観客と相手に感謝。「いつもより被弾するパンチが多かったが、急きょ対戦相手が決まり対策不足もあった。リングの上で確認しようという思いがあった。全体的な内容としては凄くよかった。ボクサーとしての完成度は自分自身も計れない部分がある。キャリア最終までレベルアップできるようなトレーニングを続けていきたい。自分にとって大事な年にしたい」と今後を見据えた。
今後は米国、サウジアラビアでの防衛ロードを思い描いている。プロモート契約を結ぶトップランク社のボブ・アラムCEOは「日本という偉大な国の偉大な井上尚弥というチャンピオン。日本は大谷翔平選手という素晴らしい選手をロサンゼルスにもたらしてくださいました。今年の春、日本から井上尚弥選手をラスベガスにもたらしていただければと思います」「皆さん、ドジャースからスカウトがこないように見守っていてください」と、ラスベガスでの防衛戦を明言した。
次戦についてはWBCスーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(24)=メキシコ=との対戦が見込まれている。