「BreakingDown14・5」(25日、都内某所) 総合格闘家の朝倉未来が社長を務める格闘技イベントに向けて前日計量と会見が行われたが、“アウトローのカリスマ”瓜田純士が因縁の喧嘩自慢、イエスと対戦予定だったが急きょ中止が発表された…
「BreakingDown14・5」(25日、都内某所)
総合格闘家の朝倉未来が社長を務める格闘技イベントに向けて前日計量と会見が行われたが、“アウトローのカリスマ”瓜田純士が因縁の喧嘩自慢、イエスと対戦予定だったが急きょ中止が発表された。
会場に不穏な空気が流れる中で、イエスは「喫煙所で大阪軍団に襲撃された」と主張。昨年、恐喝容疑で逮捕され、今大会で復帰の大阪喧嘩自慢のダイスケに襲撃されたとし「もともと(選考会で)リキにやられて、肋骨にヒビ入ってる状態でオファーをうけた。ダイスケに…。(ダイスケに対して)お前、目つきしてくれたよな!肋骨のところが…。このあと病院いくんですけど。試合やるためにきたのでマジで悔しいんですけど」と、説明した。
瓜田は不満げで「やらないんだろ、お前。俺に散々恨みがあるっていって世間をこんだけ騒がせて、土壇場になってバック入るようなやつは二度と関わりたくないし、あんまり俺を振り回すな。ふざけんな」と、イエスに対して怒声を発した。
イエスは「お前、大阪の犬、しつけとけよ。(ダイスケに向けて)お前のせいで台無しなんだよ、ハゲ」と怒り。一方で瓜田は「確かに大阪のやつは行儀悪い。でも大阪じゃないにしたってBDはこういうもんだってCEOだって言ってるんだし、こうなることはしょうがねえんだよ。こういう会場は」と話し、「襲撃すんのが普通なのか」というイエスに向けて「襲撃じゃねえだろさっき聞いたら」と反論していた。
ただ、その後、会見では瓜田は「さっきは、CEO(朝倉)ごめんね、取り乱して」と落ち着いた様子で話し、「裏の方でイエスと大阪の選手が一悶着あったということで、もしそれが事実だったら。ダイスケ、イエスに謝れ」と要求。しかし、ダイスケは「イエスくん、ごめんね、俺強すぎて。ごめんな、行儀悪くて」と絡みにいってしまい、また騒然となった。
瓜田は「肋骨いつなおるの?お前の肋骨が完治してからの再戦でもいいし、明日俺が腹部を狙わない条件でやってもいい」と語り、イエスは「いいよ。やってやるよ」と対戦を受ける意向を示したが、朝倉は「一旦病院いっていただいて、その検査結果次第で。もちろんヒビとか入ってたら試合出せないんで。でも瓜田さんもいうようにまた完治した後に別の機会で試合組めたらいいかなと思っている」として保留した。
2人の因縁が始まったのは23年に行われた喧嘩自慢100人トーナメント。審査員を務めた瓜田がイエスがいたグループを面談したが、他の参加者の質疑応答中にイエスがブチ切れて椅子を蹴り倒す暴挙を起こした。瓜田は「おい、椅子は蹴るな!椅子はやめろ!」と激怒し、止まらないイエスに「椅子はやめろって言ってんだよ!聞いてんのか、なめてんのか!退場だよ」と鉄拳制裁で強制退場命じた。殴られて口を切ったイエスは復讐を誓っていた。
BD15のオーディションに向けた選考会にイエスが登場して、再び激化。「俺がセキュリティに抑えられてる時に殴ったよな。こっちは歯抜けて血だらけになった姿を全国にさらしたんだよ」と訴え、暴言を続けるイエスに瓜田はサングラスをとって近づくと、殴り合う形に。さらにイエスが胸ぐらを掴み、取っ組み合いになると、瓜田が部屋のブラインドカーテンごと窓にたたき付けられる事態となった。瓜田は「俺の大事なネックレス切れたからこれでチャラにしろよ」と言い放ち、一度は座ったが、「お前どうでもいいよ」と言い放つ瓜田に、イエスが再び掴みかかって会場は騒然となり、収拾がつかないまま、瓜田が「こんなやついらねえわ、マジで」と吐き捨てて、動画は終了した。
しかし、その後、BD運営への批判が強まり、朝倉未来が「僕的には絶対に採用した方がいい。ここで彼を使わないとBDが終わるレベル」と語り、急きょ14・5での対戦が決定していた。