プロ野球横浜DeNAベイスターズから交換トレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍してきた浜口遥大(はるひろ)投手(29)が、高校まで過ごした地元・九州で再スタートを切る。 佐賀県基山町出身の左腕。7日に福岡市内であった入団会見で背番号13…

 プロ野球横浜DeNAベイスターズから交換トレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍してきた浜口遥大(はるひろ)投手(29)が、高校まで過ごした地元・九州で再スタートを切る。

 佐賀県基山町出身の左腕。7日に福岡市内であった入団会見で背番号13のユニホーム姿を披露した。色紙に「リーグ連覇」と目標を書き、「九州に戻ってくることができ、友人や知人も喜んでくれています」と笑顔を見せた。

 佐賀県立三養基高から神奈川大に進み、2016年秋のドラフト1位でDeNAに入団。1年目の17年は10勝を挙げた。

 小さい頃は「野球を見に行くと言えば福岡で、強いホークスをずっと見ていた」といい、高校時代は「キャナルシティ博多」に遊びに行っていた。当時は沢村賞右腕の斉藤和巳さんや昨季限りで引退した和田毅さんらに憧れていたという。高校以来の九州の地に「今も不思議な感覚」。

 ここ数年は苦しいシーズンを送っている。昨季は11試合の登板でわずか2勝。ただ、ソフトバンクとの日本シリーズでは中継ぎで好投した。新天地でのプロ9年目。「求められた場所で仕事をすることしか考えていない。しっかり気合を入れて頑張りたい」(辻隆徳)