「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内) 選考委員会が始まった。例年通り、21世紀枠候補校の推薦理由説明会からスタートし、選考委員会総会などを経て午後3時30分から出場32校が発表される予定だ。 一般選考では30校を選出。各地区の…

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)

 選考委員会が始まった。例年通り、21世紀枠候補校の推薦理由説明会からスタートし、選考委員会総会などを経て午後3時30分から出場32校が発表される予定だ。

 一般選考では30校を選出。各地区の出場校数は、北海道1、東北3、関東・東京7(神宮大会枠1を含む)、北信越2、東海3、近畿6。中国と四国はともに2、九州は4。関東・東京は関東5校と東京1校を選んだ後、両地区を比較して残り1校を決定する。21世紀枠は、全国9地区の候補から2校を、東西に関係なく選出する。

 21世紀枠の候補校は以下の通り。

【北海道】釧路江南

【東北】久慈(岩手)

【関東・東京】横浜清陵(神奈川)

【東海】名古屋たちばな(愛知)

【北信越】小松工(石川)

【近畿】山城(京都)

【中国】大田(島根)

【四国】高松東(香川)

【九州】壱岐(長崎)

 一般選考で最大の焦点となりそうなのが、近畿地区の5、6枠目だ。選考の重要な参考資料となる昨秋の近畿大会では4強に東洋大姫路(兵庫)、市和歌山、智弁和歌山(和歌山)、天理(奈良)が入った。8強の滋賀1位・滋賀学園、準々決勝で市和歌山に6回コールド負けを喫した京都1位の立命館宇治、滋賀2位の滋賀短大付、そして準々決勝で優勝した東洋大姫路に0-4で敗れた大阪3位の大院大高。このうち2校が選出されることが有力だ。

 仮に大阪勢が選出されなければ、1927年以来、98年ぶりのこととなる。23日に取材に応じた大院大高・辻盛英一監督は「選ばれたらラッキーぐらいの気持ちで待ちたい」と平常心で運命の時を待つ。