阪神・藤川球児監督(44)が23日、甲子園のクラブハウスを訪問。ポスティングシステムを利用して米大リーグ、フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳へ「(メジャーへ)はい上がってほしい」と球児流のエールを送った。 2人だけの空間で、青柳の覚悟に…
阪神・藤川球児監督(44)が23日、甲子園のクラブハウスを訪問。ポスティングシステムを利用して米大リーグ、フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳へ「(メジャーへ)はい上がってほしい」と球児流のエールを送った。
2人だけの空間で、青柳の覚悟に耳を傾けた。「これからの人生をどう立ち向かいたいかという話を聞いて、いいチャレンジじゃないかと思うと話した」。スプリングキャンプの必需品など日常会話の話題でも「いろんなものを持って行っても移動が多いし、明日がない世界に飛び込むわけだから身軽な方がいい」とアドバイス。厳しい世界を経験しているからこそ言葉にも実感がこもる。
「彼が選んだ道はすごく険しい道。アメリカから日本に来る外国人にとっては、何でその道を選ぶんだというくらい難しい話」。それでも青柳の決断を「幸せの価値観を自分で見つけたいという自己肯定感」と理解を示す。「大変だなと思うことが、後から考えていい人生勉強になる。いい経験だったと言えるようになると思う」と、優しく背中を押した。
先輩として、バックアップは惜しまない。メジャー球団には知人もおり、「困ったら連絡しておいで」とサポートを約束。「楽しみに、後輩の決断を見たいなと思う」と米国での成功を願った。