「卓球・全日本選手権」(23日、東京体育館) 女子シングルス4回戦が行われ、21年東京五輪銅メダリストの伊藤美誠(スターツ)は、杉渕栞(JR北海道)を4-2で下し、白星発進を決めた。序盤から3ゲームを連取。その後は2ゲーム連続で奪われたが…

 「卓球・全日本選手権」(23日、東京体育館)

 女子シングルス4回戦が行われ、21年東京五輪銅メダリストの伊藤美誠(スターツ)は、杉渕栞(JR北海道)を4-2で下し、白星発進を決めた。序盤から3ゲームを連取。その後は2ゲーム連続で奪われたが、最後は11-7で勝ち切った。

 昨年はパリ五輪代表の最終選考大会に位置づけられていた全日本選手権。当時、伊藤も心身ともに張り詰めており、6回戦敗退後には涙を流していた。

 五輪の戦いに一区切りが付き、今年は日本一のタイトルを取ることに全ての力を注ぐことができる。「去年のように選考がかかっていない。全日本に集中できるのがうれしい」とリラックスした表情を見せつつ、3年ぶり4度目のVへ向けて「大きな目標も大事だけど、目の前の相手に勝つことが一番。1点1点落ち着きながらやっていきたい」と意気込んだ。