◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)開幕戦「ザ・セントリー」で優勝し、今季3試合目の松山英…

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)
開幕戦「ザ・セントリー」で優勝し、今季3試合目の松山英樹はサウスコース(SC)を6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダー18位でスタートした。トップ10入りした17人の中でSCを回った選手は3人。ノースコース(NC)に比べて総距離が長く、スコアが出にくいとされるSCだけに、首位と5打差発進を「良かったです」と振り返った。
出場12回目の本大会で2019年の3位、23年の9位、24年の13位などはいずれも“初日NC”で、今年で5回目の“初日SC”は過去最高が22年の33位。SC開催だった21年「全米オープン」では初日「69」で回った実績はあるものの、今大会に限れば初日にSCで60台を出したのは初めて。4日間の入り方としては上々だ。

大会開幕前に比べて風が穏やかな好条件を生かすように、前半はグリーンを一度も外さずプレー。出だし1番から5m強を沈めてバーディ先行させると、4、5番で連続バーディ。9番ではグリーン右サイドのラフからアプローチショットでピンそばに寄せてタップイン・バーディを奪い、アウトを「32」で駆け抜けた。

とはいえ、満足していない。227ydの16番(パー3)のティショットを70cmにつけるなどパーオン率は15/18(83.3%)だったが、ショットに不満が残る。「(直近の)ソニーの時よりは良くなったと思うけど、アイアンショットは全然良くなっていない」。11番(パー3)はグリーン左奥ラフに外してのパーセーブ。12番はフェアウェイからの2打目でグリーンをとらえたものの、フィニッシュで両手を離した。ドライバーショットも上がり2ホールで右に曲げてしまった。

2日目に回るNCは2016年にグリーンをベント芝に張り替えられた。グリーンがポアナ芝のSCとは異なる。「コースの雰囲気も変わるし、グリーンも変わる。しっかり対応できるようにしたい」と冷静に話していた。(カリフォルニア州サンディエゴ/石井操)