パラリンピアンの谷真海選手(42)が、所属するサントリーホールディングスの「サントリー チャレンジド・スポーツ プロジェクト アンバサダー」に就任し、22日に都内で行われた「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」第3期採択…
パラリンピアンの谷真海選手(42)が、所属するサントリーホールディングスの「サントリー チャレンジド・スポーツ プロジェクト アンバサダー」に就任し、22日に都内で行われた「サントリー チャレンジド・スポーツ アスリート奨励金」第3期採択先決定の記者発表会に登場した。
アンバサダーの大役に谷は「東京パラリンピックに出場した選手へのアンケートで年間の自己負担が100万円を超えているというアンケート結果がありました。この環境を乗り越えないとなかなか世界の舞台にたどり着けないというのが現実です。1人でも多くのアスリートが環境によって夢を諦めるのではなく、チャレンジを続けられることが大切だと思ってます。この奨励金をアスリートとの交流を踏まえながら、同じチームとして意識を持って、刺激をもらいながら、自分自身も刺激を与えられるように、より一層に頑張っていきたい」とあいさつした。
発表会には、支援アスリートに選ばれたデフバスケットバスケットボールの高山和也選手(21)と、パラトライアスロンの金子慶也(28)が出席。高山は「デフバスケットの日本代表に選ばれ、デフリンピックでチームの目標でもあるメダル獲得を目標にして頑張ります。応援してくださる方々に希望を与えられるような選手になりたい」と力を込めた。金子も「2024年はケガなどもあり、思ったような成績が残せなかった。2025年は自分の実力を最大限に発揮して世界の舞台で戦うことを目標に取り組んでいます。国際大会での表彰台を目標に、いろんな方々に勇気だったり、力を与えられるような存在となって、パラスポーツを盛り上げていけたら」と決意を新たにした。
この奨励金は、パラスポーツの地域への普及・振興や世界レベルの選手育成・強化などを応援するもので、各都道府県、政令指定都市の障がい者スポーツ協会から推薦を受けた若手アスリートや各協会・競技団体などに対し奨励金を支給するもの。この日は57の都道府県および政令指定都市から、アスリート76人と、障がい者スポーツ協会または競技団体20団体を採択し、総額2850万の支給が発表された。