「大相撲初場所・11日目」(22日、両国国技館) 西十両5枚目の安青錦(安治川)が朝紅龍(高砂)を送り出し、10勝1敗とした。十両の優勝争いで、同じウクライナ出身の獅司(雷)と2人がトップを並走している。 新十両の先場所に続いて10勝をマ…
「大相撲初場所・11日目」(22日、両国国技館)
西十両5枚目の安青錦(安治川)が朝紅龍(高砂)を送り出し、10勝1敗とした。十両の優勝争いで、同じウクライナ出身の獅司(雷)と2人がトップを並走している。
新十両の先場所に続いて10勝をマーク。突き合いから左上手をとり、出し投げで体勢を崩して背中を押した。「相手をズラして前に出ようと思った。当たってからは体に任せる。そんなに相撲がうまくないので」と振り返った。
年6場所制となった1958年以降では常幸龍と尊富士に並ぶ、初土俵から所用9場所(付け出し除く)の新入幕が視界に入ってきた。外国出身力士では史上最速となるが新入幕、優勝について「意識しない。考えると眠れないし、食べられなくなる」と、平常心を強調した。
ウクライナ出身力士同士の優勝争い。20歳の成長株は「ウクライナにいたときから先輩は大相撲で活躍していた。自分はやることをやるだけです」と、流ちょうな日本語で意気込んだ。