◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前(21日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)ルーキーの金谷拓実は、高揚感を胸に初挑戦のトリーパイン…

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前(21日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)
ルーキーの金谷拓実は、高揚感を胸に初挑戦のトリーパインズGCで準備を進めている。「サウスコースはテレビでずっと見てきた。いろんな選手が『やっぱり難しい』と言っているのも聞いてきたけど、そういうタフなコースはすごく楽しい」。太平洋を見下ろすよう断崖沿いに造られた難コース攻略へ心を躍らせた。

大西魁斗、星野陸也と同じく「ソニーオープン」、「ザ・アメリカンエキスプレス」から3連戦で、直近2試合とも予選落ち。前週3日目は予選通過がかかるプレッシャーのなか、最終ホールでバーディを奪うなど粘りを見せたが、7アンダー80位でカットラインに2打届かなかった。
ここまで2試合のフェアウェイキープ率は全体4位の77.14%で、ティショットは自信を持って振れているが、今週はフェアウェイがより狭く、ラフに外せば粘度が高い芝が待つ。ドライバーショットは安定している分、課題はショートゲーム。「ラフもだけど、(コース毎に)フェアウェイの状態も違って。色々調整しながら来ているので、そういった部分がしっかり今週に生かせたら」と話した。

どんなコースでも、ゴルフとの向き合い方は一貫している。「2試合とも結果は出なかったけど、自分らしくプレーすることが大事。フィールドは素晴らしい選手ばかりなので、毎日一生懸命プレーをして。成長を続けて結果を出せたら」。悔しさはぐっと堪えて、黙々と練習に徹した。仕切り直しの3戦目で、まずはルーキーシーズン初の決勝ラウンド進出を目指す。(カリフォルニア州サンディエゴ/石井操)