智弁和歌山高校硬式野球部の辻旭陽(あさひ)さん(3年)が、日本学生野球協会の2024年度の表彰選手に選ばれた。和歌山市内で21日に伝達式があり、県高野連の西上嘉人会長から記念の盾が贈られた。 辻さんは昨夏、智弁和歌山主将としてチームを牽引…
智弁和歌山高校硬式野球部の辻旭陽(あさひ)さん(3年)が、日本学生野球協会の2024年度の表彰選手に選ばれた。和歌山市内で21日に伝達式があり、県高野連の西上嘉人会長から記念の盾が贈られた。
辻さんは昨夏、智弁和歌山主将としてチームを牽引(けんいん)し、2年ぶり27回目の夏の甲子園出場を勝ち取った。
大会では惜しくも初戦で敗れたが、開会式では選手宣誓を務めた。阪神甲子園球場開場100年を念頭に、「僕たちには夢があります。この先の100年も、甲子園が聖地であり続けること、そして僕たち球児の、憧れの地であり続けることです」と話し、観衆から大きな拍手を受けた。「大舞台で宣誓できた。自信につながった」
高校野球の生活については「主将を務めた1年間に思いがある。相手を思いやる気持ちを大切にすることができた。いろいろな経験ができたことに感謝したい」と振り返った。
卒業後は東海大学へ進学し、野球を続ける。「大学でもリーダーシップを発揮できる選手になりたい」と、将来の目標を語った。(寺沢尚晃)