日本プロゴルフ協会(PGA)は21日、レギュラーツアー通算12勝の男子プロゴルファー陳清波(ちん・せいは)氏が敗血症のため14日に死去したことを発表した。享年93歳。葬儀はすでに家族葬で執り行われた。喪主は妻・清水紀久子さん。後日にお別れ…

国内男子ツアー12勝の陳清波が死去した(日本プロゴルフ協会提供)

日本プロゴルフ協会(PGA)は21日、レギュラーツアー通算12勝の男子プロゴルファー陳清波(ちん・せいは)氏が敗血症のため14日に死去したことを発表した。享年93歳。

葬儀はすでに家族葬で執り行われた。喪主は妻・清水紀久子さん。後日にお別れの会を予定している。

陳は台湾北部の淡水生まれで、1978年に帰化しており日本名は清水泰行。1959年に埼玉・東京GC所属となって活動の場を日本に移した。同年「日本オープン」での初優勝を皮切りに、国内男子ツアー通算12勝。メジャー「マスターズ」にも1963年から6年連続で出場し、すべて予選通過を果たした。大会最高成績は63年の15位だった。

自身のゴルフ理論をまとめた「近代ゴルフ」(1960年発行)は多くのゴルファーのバイブルとなり、「ダウンブロー」という言葉を日本に浸透させた。シニアツアーでは1981年「日本プロシニア」を含めて4勝。2014年には日本プロゴルフ殿堂入りを果たした。