ラグビーの日本代表主将、リーチ・マイケル選手(36)が21日、母校の札幌山の手高校を訪れ、目標や夢を明確にすることの大切さを語った。 リーチ選手の母校訪問は、ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会で大活躍し、日本にラグビーブームを…

 ラグビーの日本代表主将、リーチ・マイケル選手(36)が21日、母校の札幌山の手高校を訪れ、目標や夢を明確にすることの大切さを語った。

 リーチ選手の母校訪問は、ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会で大活躍し、日本にラグビーブームを起こした2015年11月以来。

 東海大を卒業し、東芝ブレイブルーパスに入団した2011年、夢を紙に書き出していたという。ラグビーの日本代表になり、日本代表で勝つこと、所属する東芝で日本一になること、火事で被災した実家を建て直すこと。それらを達成したが、「ひとつだけ達成できていないのが、札幌山の手高校をリフォームすること」と語ると、生徒たちから拍手が起こった。現役引退後、校舎が古くなってきた母校への恩返しを夢に設定してきたことを明かした。

 W杯に4大会連続出場するなど日本代表の顔となったリーチ選手。昨季、東芝で自身初の優勝も経験。今年37歳を迎えることもありキャリア終盤を意識する。「あと少しで引退するので、みなさんの前でプレーできるチャンスはあとわずか」。そして、「北海道はセカンドホーム。引退したらここに引っ越そうかと考えている」と北海道への愛着も語った。

 3月30日に大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)である、東芝ブレイブルーパス東京対三重ホンダヒート戦の来場も呼びかけた。「見どころはディフェンス(防御)。ベストパフォーマンスを出す」とアピールした。(能田英二)