日本サッカー協会の宮本恒靖会長が20日放送のテレ朝「GET SPORTS」に出演。「G-Talk 宮本恒靖が思い描く日本サッカーの未来」としてMCの南原清隆、サッカー解説者の中西哲生氏らと現在の日本サッカー界について語った。 日本協会は昨…

 日本サッカー協会の宮本恒靖会長が20日放送のテレ朝「GET SPORTS」に出演。「G-Talk 宮本恒靖が思い描く日本サッカーの未来」としてMCの南原清隆、サッカー解説者の中西哲生氏らと現在の日本サッカー界について語った。

 日本協会は昨年12月に女子日本代表「なでしこジャパン」の新たな指揮官として、なでしこ史上初の外国人監督を招へい。デンマーク出身のニルス・ニールセン氏が就任した。

 宮本会長は「世界一にもう一度なるというところで。W杯、五輪の成績を踏まえてもう一回」と説明。なでしこジャパンは2011年に女子W杯を制したが23年W杯、24年五輪はいずれもベスト8。再び世界の頂点を目指す上で「今まで解放していなかった外国人監督にお願いするという考え方を大事にしよう」という方針があったと明かした。選考の過程では「たくさん来ました。応募が。なでしこジャパンの監督になるのはかなりのステータスなので」と多くの指導者から応募があったという。

 選考では「なでしこがどういうサッカーをすれば(目標の世界一に)近づいていけるかでお願いしました」とし、複数の最終候補の中からニールセン監督に決めた理由を「柔軟性。日本サッカーをよく知っている。日本選手の特性をよく知っている」とした。MF長谷川唯、DF清水梨紗(ともにマンチェスターC)、MF長野風花(リバプール)ら、今では女子の多くも海外のクラブで活躍しており「女子の選手も海外でやっている。そこを知っている人、国際大会の経験が豊富な人にお願いするのは重要なこと」と説明した。

 世界一からは遠ざかっているが、今でもなでしこのサッカーは世界から評価されているとした宮本会長。昨夏のパリ五輪でのブラジル戦でロスタイムで2得点して逆転した試合を例に挙げ、「去年一番ガッツポーズしました」と振り返った。