サッカー元日本代表のFW三浦知良が20日放送の日本テレビ「しゃべくり007」に出演。日本代表の森保一監督とバラエティー初共演を果たした。 番組では日本はW杯に初出場した1998年フランス大会直前に、日本代表の最終選考からカズらが外れた件に…
サッカー元日本代表のFW三浦知良が20日放送の日本テレビ「しゃべくり007」に出演。日本代表の森保一監督とバラエティー初共演を果たした。
番組では日本はW杯に初出場した1998年フランス大会直前に、日本代表の最終選考からカズらが外れた件について振り返る場面も。当時の岡田武史監督は「外れるのは市川、カズ、三浦カズ、北沢」と発表し、日本中が騒然とした。
カズによると発表当日、外れた3人が岡田監督の部屋に呼ばれて「カズ外れるから」と言われたといい「正直、外されると思ってなかった。年齢的にも一番上だったので、何か(試合の判断を)相談されるのかなと思った」と当時の率直な思いを打ち明けた。
「もちろん悔しい。W杯は自分が目指してきたもの。サッカーではこういうことはあると経験してきた。選手は外されたり、使われたり。ブラジルのときからずっと経験してる。冷静に受け止められましたね」とその瞬間を振り返ったが、「悔しさは今でも消えない部分はありますし。自分がもっと努力してたらと正直、思います。でも、監督の判断したことが全てですし。サッカー選手である以上、こういうことはあると思いますね」と話した。
MCの上田晋也から岡田監督から外す理由を言われたのかと質問されたカズは「岡田さんがどういう意味で言ったか、本心かはわからないが『3試合を想定したときに使う場面がない』と言われましたね。ポジション的に」と明かした。
当時のことをどう見ていたか問われた森保監督は「日本サッカーを引っ張ってきたカズさんがW杯に行けなかったのはすごく残念だった」と振り返った。その一方で「監督の立場で言うと、チームを一番近くで見ている最善の判断をされたのかなと思います」と岡田監督に理解も。「岡田さんがすごいなと思ったのは、ストレートに伝えられた、『3試合使う場面が想定できない』と言うのはすごく勇気がある伝え方をされたと思う」と話、自身も現在、監督として「できる限りストレートに話して選手には伝えたい」と意識していると明かした。