◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 最終日(19日)◇PGAウエスト スタジアムコース(カリフォルニア州)◇7210yd(パー72)PGAツアーのルーキーシーズン2戦目で初の決勝ラウンドに臨んだ星野陸也は43位に終わった。来季シード奪…

「70」で終わった最終日

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 最終日(19日)◇PGAウエスト スタジアムコース(カリフォルニア州)◇7210yd(パー72)

PGAツアーのルーキーシーズン2戦目で初の決勝ラウンドに臨んだ星野陸也は43位に終わった。来季シード奪取など今後のことも考え、少しでもポイントを稼ぎたい最終日、44位から出て4バーディ、2ボギーの「70」は物足りない。特に最終9番ホールは悔いが残る。5.5mのチャンスにつけ、入れたら「68」フィニッシュのパットを外し、「保険をかけて打った」という返しも外して3パット・ボギーにした。

前半は3バーディを奪ったが

前半インはボギーなしで3バーディを奪った。ティイングエリアの先からグリーン左側まで池が絡む、4日間通算で難易度1位に13番(パー3)でもバーディを奪った。実測208ydで、厳しい左ピンに対して6Iを握った。「低めのドロー弾道で手前からゴロゴロ(転がす)作戦」でピン奥2mにつけた。「いい流れだったけど、後半は完全にストップしちゃって。パッティングのラインが読めていなかった」という。

PGAツアーでの課題ははっきりしてきた

異なる3コースを回る予選ラウンド3日間のため、1日だけになる決勝ラウンドのセッティングでどんなプレーができるか自分に問うていた。「上位に行くためのショットの精度は(年々)良くなっていると思えた。最後のパッティング次第というのをより強く感じた一週間」。前週「ソニーオープン」は予選落ちしたが「何をしないといけないのか明確ではある」という。「こういうスコアが出る(伸ばし合いになる)コースはパッティングが大事。海外選手はやっぱりパターが上手いなって思う。決めないといけないというところで決められるようにしたい」と振り返った。

22日開幕の次戦「ファーマーズインシュランスオープン」のコースは、2021年「全米オープン」会場のカリフォルニア州トーリーパインズGC。同大会は26位で「良かったイメージはある」。当時と違うのは、予選2日でサウスコースとノースコースの36ホールを回ること。「今週が予選で3コースだったから物足りなくなっちゃうかも」。星野は前向きな笑みを浮かべた。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)