昨年の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」でプロ転向後初優勝(ツアー通算2勝目)を飾った杉浦悠太は、賞金ランキング11位で本格参戦初年度を終えた。2025年の自身初戦となったPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」には新しいアイアンを持ち…

プロとしての本格参戦2シーズン目を迎えた杉浦悠太のクラブセッティングは

昨年の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」でプロ転向後初優勝(ツアー通算2勝目)を飾った杉浦悠太は、賞金ランキング11位で本格参戦初年度を終えた。2025年の自身初戦となったPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」には新しいアイアンを持ち込んだ。

12月の「日本シリーズJTカップ」で披露された、ネック部分に「S-3」の刻印がある未発表モデル。シャープなハーフキャビティタイプで、サテン仕上げが美しい。

そもそも杉浦は用具の変更に慎重なタイプ。ドライバー(キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)S)は23年の春にリリースされた。アイアンはアマチュア時代に優勝した2023年「ダンロップフェニックス」を含め、長らくミズノのJPX 923 TOURを使用してきた。

ソニーオープンではニューモデルのアイアンを投入

ニューモデルは年末に受け取ったばかり。「大きく(デザインが)変わるものではなかった」と初見から印象が良く、テストを1ラウンド行っただけでスイッチを決めた。「良いアイアンです。普段、クラブは替えない方だけど、意外とすんなりやれて、すごく良い感触が出ている。ドキドキもない」と自信をつかんだ。

実戦投入初戦は予選落ち。「風が強いのは日本でも経験がある。ラフに対応しきれなかった」と悔しがった。今季の目標は日本ツアーの賞金王戴冠。4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」(三重・東建多度CC名古屋)に向け、「海外でも練習できたらいいなと思っている。グリーン周りのラフで苦戦した。ボギーを少なくするにはアプローチのミスも少なくしないといけないので、練習量を増やしたい」と意気込んだ。「最終的にここに来られるように一番良い選択ができれば」。将来の米ツアーでのプレーも視野に入れている。

センターシャフトモデルを愛用

<ソニーオープンinハワイでのクラブセッティング>

ドライバー:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)S(8.5度)
シャフト:藤倉コンポジット Speeder EVOLUTION(スピーダー エボリューション)757(硬さX)

フェアウェイウッド:ミズノ ミズノプロ フェアウェイウッド(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット Speeder EVOLUTION(スピーダー エボリューション)

ユーティリティ:ミズノ ミズノプロ ユーティリティ(3番19度)/シャフト:藤倉コンポジット Speeder TRハイブリッド、ミズノ ミズノプロ フライハイ ユーティリティ(3番)

アイアン:ミズノ ミズノプロS-3(4番-PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー

ウェッジ:VOKEY(ボーケイ)SM10 ウェッジ(52度、58度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー

パター:オデッセイ Ai-ONE #5 CS

ボール:タイトリスト PRO(プロ)V1x